上智大学 英語
入試傾向と対策ポイント
このページでは、上智大学の英語の特徴や攻略ポイントを解説しています。上智大学を目指す受験生にとっては役立つ情報が数多くありますので、ぜひご覧ください。
上智大学の英語入試問題の特徴
速読力重視の学部と、精読力重視の学部に分かれる
上智の英語は量が多く、速読一辺倒のイメージがありますが、そうではありません。
たしかに、最難関の外国語学部・英文学科の試験では、例年約3000語オーバーの超長文が出題されます。一方、文学部では、読解量は2000語以下で、問題数も少なめです。このように、上智の英語では学部によって重視されるポイントが異なるので、その傾向に即した対策が必要になります。
設問量がとにかく多い
上智の英語は他の私大と比べて、設問数が多いのも特徴です。大問数は学部によって異なりますが、例年、大問数は5~9題、小問75題前後とかなりのボリュームです。設問の大半は空所完成で、文法・語彙力が問われます。
難化・易化が交互に
上智の英語の場合、入試問題が難化・易化を交互に繰り返している学部があります(外国語学部英語学科や、経済学部経営学科など)。2010年は易化傾向にありましたが、11年は「読解量の大幅な増加」、「設問のハイレベル化」が起こりました。
ただ、難易度が一定の学部もあるので、出願する学部の難易度の変化を把握し、その変化に合わせて上智の英語を対策することが重要です。
TEAP入試
2015年度入試から全学部全学科(国際教養学部を除く)でTEAP利用型入試が導入されました。この入試の最大の特徴は、事前にアカデミック英語能力判定試験(TEAP)を受験し、大学が設定している基準点を満たせば「英語の試験を行わない」という点です。
一般入試と大きく違う点は、年に3回受験することができるということです。
そのため、2015年度のTEAP入試の倍率は、23.7倍と、非常に高くなりました。
TEAP入試は、
・Reading test : マークシートによる択一選択方式(時間:70分)
・Listening test : マークシートによる択一選択方式(時間:約50分)
・Writing test : 解答用紙への記入(時間:70分)
・Speaking test : 1対1の面接方式(時間:約10分)
で構成されており、それぞれ100点満点です。難易度の目安は英検準2級~準1級程度となります。一般入試との併願が可能であり、指定した選択科目が共通していれば同時に複数学科へ出願することができます。また、神学部神学科、総合人間科学部心理学科、看護学科では2次試験が実施されます。