慶應義塾大学
経済学部
世界史 入試傾向と対策ポイント
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このページでは、慶應義塾大学 経済学部の世界史入試問題の「傾向と対策ポイント」を解説しています。
慶應義塾大学の経済学部を目指す方には世界史入試の合格のヒントがきっとありますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
出題傾向
大問数1~4題、年度によってばらつきがあり
試験時間80分
2017年度には小問数が51問まで増加しました。問題量を考えると、制限時間内に解き終わるのは、非常に厳しい内容なので、時間配分に注意が必要です。
選択法を中心に、配列法、記述法、論述法と多彩な形式の問題が出題
2009年度よりマーク式がなくなり、記述・論述の出題が増えました。
どの分野もバランスよく出題されるが、政治史・文化史の比重は高め
出題の範囲は1500年以降が中心(中世もたまに出題される)
論述問題は毎回必出で、中世・近世・現代と広範囲な時代から出題される傾向があります。
現代史は、例年「第二次世界大戦後」の国際政治史や経済史から出題
米ソ関係や核軍拡競争・縮小交渉やアメリカ等の経済情勢に関する分野が頻出です。
地域史は、西ヨーロッパ(英・仏・独中心)・北アメリカ(近現代史中心)・中国(明清~現代の歴史、周辺諸国との関係中心)の比重がやや高め
経済史は、グラフ問題が頻出、歴史上の著作・古文書などに絡ませた問題も出題
近年起きた時事的な「国際・地域紛争」や「経済問題」をテーマにした問題も出題
地図・写真・図版などを用いたグラフィック問題、年代関連問題、史料問題の出題が特徴的
とくに、年表を利用して、年代を配列する年代関連の出題が目立ちます。
対策
用語集や参考書を活用して、理解を深める
慶應の世界史では、1500年以降から現代までの歴史を、教科書を中心にしっかりまとめ、理解しておくことが必要です。ただ、教科書だけでは知識的な部分を十分に補えないので、『世界史B用語集』(山川出版社)などの用語集や参考書をそれぞれ1冊ずつは仕上げるようにして下さい。とくに第二次世界大戦後は、かなり深い内容まで出題されます。国際政治・経済は、時事的な部分も含めて対策することが必要です。新聞やニュースに目を通し、現在、話題になっている国際問題はきちんと押さえましょう。また、その国際問題に関連する歴史的事項・歴史的背景をしっかり確認し、把握しておくようにしてください。
年表や世界地図を活用し体系的理解
さらに、国際政治や世界経済の視点から出題される傾向があり、同時代の地域間の関係といったような、横のつながりを重視する問題も多い。そのため、年表や世界史地図を活用した国・地域・都市などを体系的に理解する必要があります。
グラフ・統計表の知識を増やし、ビジュアルで世界史をとらえる
慶應の世界史では、図版・写真等、グラフィックを用いた問題が多く見られるので、教科書も本文を追っているだけでは、不十分です。教科書の写真・図版はもちろん、資料集や図説にも目を通し、ビジュアルで世界史をとらえることも大切になってきます。また、経済学部の特質上、経済指標に関連するグラフ問題が必ず出題されます。図説のほか、「政治・経済資料集」などを使用してグラフ・統計表の知識を増やしておくと良いでしょう。
暗記は重要年代に絞り、そこからの因果関係を掴む
年代配列問題の対策としては、全ての年代を完璧に暗記するのは、なかなか難しいので、まず重要年代の暗記に絞ることです。ゴロ合わせで覚えるのも良いでしょう。キーとなる年代を暗記したら、その周辺の事項は、キーとなる事件との因果関係を掴むことで覚えてください。「事件が起こるきっかけ」、「事件の内容」、「事件が起こった結果」を理解しておくと、年代の並び替えでも迷うことがなくなります。
史料の原文にも目を通す
慶應の世界史では史料問題の出題も特徴的です。史料問題対策のため、歴史上の重要な条約・宣言・法律・著作物には、原文に目を通しておきましょう。その上で、その史料に関する歴史的背景・内容・結果を含め、押さえるようにしてください。
論述の解答は先生に添削してもらう
慶應の世界史では論述問題も必出なので、しっかり対策していくことが必要です。解答例にあるような、難しい言葉や言い回しで書く必要はありません。まずは、教科書にある基本用語を押さえ、用語集にある事件の説明・解説を理解して覚えましょう。最初は、重要用語の説明など、簡単な論述から練習していくのがベストです。書き慣れたら、段階を踏んでレベルを上げ、長文にも挑戦して下さい。また、論述の解答は、できるだけ先生に添削してもらうように。自分の添削では、実力を伸ばすのに時間がかかります。
過去問演習で時間配分などの戦略を練る
慶應の世界史の問題は、全て解き終わるためには、かなりのスピードが必要です。過去問演習で、時間内に解き終われるよう、時間配分などの戦略を練るようにしてください。同一テーマ・同一問題が出題されていることもあるので、その部分は重点的に学習すると良いでしょう。
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