上智大学 数学
入試傾向と対策ポイント
このページでは、上智大学の数学の特徴や攻略ポイントを解説しています。上智大学を目指す受験生にとっては役立つ情報が数多くありますので、ぜひご覧ください。
上智大学の数学入試問題の特徴
レベルの高い問題が出題
上智大学の数学は、文系入試においても、思考力を問うレベルの高い問題が出題されています。そのため、ただ教科書の公式を丸暗記するだけでは対応できません。ですから、定義から定理を導く(導出)過程を確認するなど、本質の理解に努める必要があります。教科書をマスターしたら複数の参考書に取りくみ、定理・公式のいろいろな導出の仕方や使い方を確認しましょう。
丁寧な途中計算が得点のカギ
上智大学の数学は、どの学部においても、穴埋め形式のマーク式で解答する問題が出題されます(文系はマーク式のみ、理系は記述式と併用)。穴埋め形式のマーク式問題は、計算ミスをすると、導き方は合っていたとしても、得点することができません。そのため、ミスをしない丁寧な計算力が必要です。日頃の学習から、途中計算も丁寧に解答する習慣をつけましょう。また、上智の数学で頻出傾向がある図形問題でも、日頃から丁寧に解答する癖を身につけておくと、本番の得点に結びつきます。上智大学の数学のマーク式設問では、実際に図示を要求する問題は出題されませんが、様々な図形問題に対処するには自分で作図できる力が不可欠です。なぜなら、作図をすることで、ミスの防止や解答のイメージがしやすくなるからです。面倒だと思わずに、複雑な計算を要する問題や図示問題に丁寧に取り組んでください。
微・積分問題の出題傾向が特に高い
上智大学の数学は、出題範囲が幅広く、いろいろな単元から問題が出題されています。しかし、中には出題頻度の高い単元もいくつか存在します。特に微分・積分は、すべての学部で出題頻度がたいへん高く、対策は必須です。複数の問題集や参考書を活用して、様々な問題に取り組み、微・積分の問題パターンに慣れましょう。上智大学の理工学部では、数Ⅲ範囲からの微・積分問題が出題されます。数Ⅲの微・積分は、かなりの計算力・思考力を要するため、しっかりと演習を重ねましょう。