慶應義塾大学
法学部
日本史 入試傾向と対策ポイント
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このページでは、慶應義塾大学 法学部の日本史入試問題の「傾向と対策ポイント」を解説しています。
慶應義塾大学の法学部を目指す方には日本史入試の合格のヒントがきっとありますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
入試傾向
試験時間60分 大問4題 解答数50問ですべてマ−クシート方式
問題はすべて選択肢が50以上ある空欄補充
リ−ド文の中に『詳説日本史史料集』掲載の史料を引用する場合がある
テ−マが決まっている内容が多い
特定の一個人の伝記などからの出題も見られる
時代では江戸・明治、分野では政治が多い
- 江戸(19%)・明治(19%)・鎌倉(13%)
- 政治(44%)・文化(22%)・社会経済(21%)・外交(13%)
対策
-
慶應法学部に適した学習を心がける
⇒時代では近現代、分野では政治史、テーマ史的には法政史が多い
⇒教科書の範囲内の設問を確実に解答すること重要
⇒学習の際には日本史用語集を十分に活用し、教科書掲載の少ない用語にも注意
⇒過去問の中で教科書に記載されていない史実は整理しておく -
出題形式に慣れる
⇒語群の数が多いので正解を探すのに時間を要する
⇒正解がわからない場合を想定し、可能性のある語句を絞り込む訓練が必要
⇒リ−ド文に中に複数解答するヒントが散りばめられていることがある
まずは基礎を徹底して覚える
慶應大学法学部の日本史は、ほとんどの問題が標準レベルです。もちろん難問も出ますが、難問対策ばかりに目を向けていると、とるべき問題で点数を取れなくなります。つまり、まずは、教科書を使った基礎固めをしっかり行うことが大切です。教科書学習で、基礎事項を徹底的に押さえていきましょう。このとき、教科書本文だけでなく、脚注や写真、統計史料などにもきちんと目を通すのがポイントです。
理解を優先する学習を心がける
ただ、教科書を最初から最後まで熟読するだけでは、なかなか頭に入ってこないこともあります。実際に手を動かし、考えていかないと暗記は定着しないので、単元が終わるごとに問題演習をするのがオススメです。また、暗記だけではなく、今後は文章選択問題や視覚資料を用いた出題が増加する可能性もあるため、「用語」だけを押さえようとする学習を排除し、理解を優先する学習を心がけることが重要です。
問題集を使った効率の良い勉強
また、「教科書熟読」と「問題演習」の順序を逆にするというのも手です。この場合、問題演習には、穴埋め式のものを使用するのが実力アップのコツです。教科書を穴埋め形式にしたような問題集も出版されているので利用してみましょう。
まずは何も見ないで穴埋めをし、出来なかった部分は教科書に戻って調べる、という手順で学習を進めます。この方法だと、どこか重要項目なのかが分かりやすく、考えながら覚えていくので、ただ教科書を熟読するよりも効率良く暗記ができます。
重要なポイントに絞って暗記を進める
しかし、日本史で覚える量は膨大で、全てを覚えるのには大変な労力がいります。歴史の全体像がつかめ、やや細かい歴史用語まで押さえる場合、優先すべき分野・時代などを絞る必要があります。慶應義塾大学の法学部に詳しい人がいれば、どこが狙われやすいポイントか、押さえるべき重要ポイントはどこか、などが分かります。入試で出やすいポイントに絞って、暗記を進められれば、最短ルートで合格できます。
時代別、テーマ史、史料問題対策
慶應法学部の傾向から考えると、近現代を最優先するのが良いでしょう。特に江戸・明治時代と昭和戦後史が頻出です。これらの時代は、他の時代よりも重点的に学習するようにしておきましょう。日本史を学習する際、時代を前から順番に取り組んでいくと、近現代になればなるほど時間が足りなくなり、学習内容が薄くなってしまいます。学校の授業はこの傾向が強いので、要注意です。学校で習うまで待つのではなく、積極的に自分から近現代の学習に取り組むことが大切です。
また、分野でいえば政治史,テーマ史的には法制史に重点をおいて学習を進めると良いでしょう。テーマ史の学習には、時代別の学習がひと段落したところで入りましょう。テーマ史は、社会経済史、外交史という大きな枠組みをつかむことも大切ですが、さらに細分化しての学習も重要です。たとえば、社会経済史なら、土地制度、金融・貨幣などに着目してまとめると理解が深まります。
テーマ史に関しては、それに特化した問題集も数多く出ているので、いずれか一冊をベースに学習に取り組むのも良い方法です。ただ、テーマ史は時代をまたがるので、どこに重点をおけば良いのかがつかみにくく、一人で対策するのは大変です。入試に狙われやすいポイントを知っている人に、重要ポイントを絞ってもらうと、勉強もやりやすくなります。
初見の史料を読みこなす訓練をする
史料問題対策としては、やはり史料集を一冊繰り返し読み込むことが、最も有効な対策になります。問題集を何冊も解くより、史料集の読解を徹底しましょう。たとえば、山川出版の『詳説 日本史史料集』がおすすめです。解説も含め、この一冊を徹底的に読みこめば、初見の史料でも読解できる力を身につけることができます。
やや易化傾向にあるが、油断は禁物
慶應大学の日本史では、用語集の隅々まで把握しておかなければ解答できないような設問は減少しつつあり,やや易化傾向にあります。ただし、近年出題傾向が多様化していることもあり、教科書の知識を超えた問題が出題されることもあるので、油断は禁物です。難問を解けるようにするには、教科書以外の教材を使用する必要があります。 その教科書以外の教材として必携なのが、用語集・史料集・図説集の3点です。必要以上に難しい問題や書籍に取り組む必要はありませんが、この3点には必ず目を通すことをお勧めします。
問題集、参考書選びに迷ったら、慶應義塾大学法学部の傾向に詳しい人に、アドバイスを受けると良いでしょう。 そうした人は、傾向に合った参考書、問題集はもちろん、傾向の似た他大学の過去問についても、熟知しています。
語群が多い記号選択式問題の攻略法
慶應義塾大学法学部の日本史は、全問記号選択形式の問題になっています。記号選択式はオーソドックスな形式ですが、問題なのは、選択肢となる語群が非常に多いことです。形式に慣れないと、正答を選ぶのにかなりの時間がかかってしまいます。過去問を繰り返し解き、時間を短縮できる解き方を研究しておきましょう。たとえば、語群の同類事項はまとめておくなどしてから解くと、効率的です。
また、選択肢の中には、一字違いの人名や用語が含まれていることもあるので、ケアレスミスに要注意です。思いこみや出だしだけで選ばず、必ず一字一句吟味するようにしましょう。
過去問演習をしていて、語群の中で意味の分からない単語があった場合には、用語集を利用して必ず調べることが大切です。ただ、入試まで残り期間が少ない場合は、用語集までその都度戻っていると、時間をロスしてしまいます。慶應大学法学部に詳しい人に、重要な用語や押さえるべきポイントなど、予め聞くことができれば効率良く合格まで辿りつけます。
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