慶應義塾大学
総合政策学部
小論文 入試傾向と対策ポイント
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このページでは、慶應義塾大学 総合政策学部の小論文入試問題の「傾向と対策ポイント」を解説しています。
慶應義塾大学の総合政策学部を目指す方には小論文入試の合格のヒントがきっとありますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
慶應義塾大学総合政策学部 小論文の入試傾向
基本情報
試験時間 | 120分 |
---|---|
大問数 | 1題 |
解答形式 | 記述式 |
大問の内訳・内容
大問 | 項目 | 解答形式 | 備考 |
---|---|---|---|
1 |
小論文、題材は 「因果関係・相関関係」 |
記述式 |
問1:要約(300字) 問2:解釈を図示させる問題 問3:問2について説明(500字) |
SFC(総合政策)は、小論文が合否に大きく影響
慶應SFCの総合政策学部の入試は、基本的には「小論文+外国語or数学or情報」の2科目受験です。そのため、小論文の配点は全体の半分のウェイトを占めます。もう片方の教科でいくら良い点数を取っても、小論文で大きく失点しては合格できません。入念な対策が必要です。
膨大な資料
慶應SFCの総合政策学部の小論文は、5種類以上の膨大な資料が出るのが特徴です。これは慶應の小論文の中でも最多の量です。これらの資料から共通するテーマを見つけ出し、120分のうちに書かなければいけません。2017年度は、7つの資料が出題されました。
資料のテーマは時事中心
資料のテーマは、例年時事問題が中心です。2017年度は「因果関係と相関関係の違い」を中心として現代社会における統計データが絡んでいました。ですが、例年よりも「国語的」というのでしょうか。与えられているテーマがやや抽象的であったために、まずは「因果関係」「相関関係」という言葉の持つ本来の意味から吟味し直す必要があり、そこからやっと資料を通じて何を書くことが求められているのか考える必要がありました。
決して解きやすかったとは言えませんが、膨大な資料は「何が言いたいのか分からない」というほど話があちらこちらに飛ぶものでなく、提起されている問題に一貫性が見られたので、中心とすべき話題はある程度明確だったのではないでしょうか。
近年の傾向として、教育・介護・政策・日本の望ましい将来像の設計など、幅広いテーマが出ています。また、資料は新聞記事や政府の公文書、論文、学術書、政党のマニフェストなどが出ます。政治経済や現代社会の知識がなければ、読み解けない内容です。年度によっては統計表や英文資料が出ることもあります。
慶應義塾大学総合政策学部 小論文の対策
問題の形式・内容は年度によって変わる
また、総合政策学部の小論文の問題形式は年度によって変わります。文章を書かせるだけでなく、「図示とその図の解説」を求める問題が過去にも見られ、2017年度は問2でデータについての解釈の図示が、問3で解釈の説明がそれぞれ求められました。また、意見論述だけでなく、政策評価などが問われることもあります。
総合政策学の考え方を駆使する
また、総合政策学部の小論文では、具体的な問題設定・構造的分析・解決法・新しいビジョンを提示しなければいけません。いずれも、総合政策学の理論を使わないと導き出せないようになっています。大量の資料から共通するテーマを発見する力だけでなく、総合政策学も勉強しておく必要があります。
「すばらしい文章」を書く必要はない
慶應SFCの総合政策学部の小論文は、問題も難しく、テーマや問題形式も傾向が定まっていないため、対策は難しいと言えます。ただ、試験では誰もが驚く「すばらしい文章」を書くことは求められていません。他の学部の小論文と同様に、「誤字脱字がない」「事実に基づいた意見が書かれている」「文章構成がわかりやすい」といったことが見られています。つまり、基本的な文章の書き方ができているかどうかが問われています。
大量の専門的な資料を読み解くことに気負いしてしまうかもしれませんが、「わかりやすい文章を書けば点数は取れる」ということを忘れないようにしましょう。
国公立大学の過去問を利用
総合政策学部の小論文は、試験時間に対して資料が多く、解答する分量も少なくありません。また、解答全体に一貫した論理を構成する力も問われます。このような条件に対応するには、一定以上のトレーニングが必要です。総合政策学部の過去問だけでなく、傾向が近い国公立大学の過去問の演習を繰り返しましょう。
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