学習院大学
法学部
世界史 入試傾向と対策ポイント

概要（出題範囲、出題量、出題・解答形式）

学習院大学法学部の世界史は、大問５題の出題です。試験時間は60分で小問は70題前後あります。時間内に解き終えるには、スピーディーに解き進めなければなりません。

古代～現代の範囲を中心に出題されます。西洋史・東洋史共に出題があります。

大問５題の出題です。小問は70題前後あります。時間内に解き終えるには、スピーディーに解き進めなければなりません。

マークシート法による選択問題と記述式問題との併用です。短文論述の問題が出されることもあります。

出題内容

古代～現代まで西洋史と東洋史はバランスよくまんべんなく出題されますが、若干イスラーム史が少なめです。
分野別にみると、政治史を中心に、法律に関わる問題も多数出されます。また、文化史も頻出で、2016年度は〔1〕〔3〕で文化史を中心に出題され、〔4〕は、文化史の大問でした。

対策

基礎の徹底

難しい問題も出されますが、問題の大半は教科書レベルの問題です。合格点を取るには、まず教科書での学習からはじめると良いでしょう。
教科書を使った対策のポイントは、本文の重要事項はだけでなく、その事項に関連する人物や地域名、作品などの細かな知識も調べて関連させて覚えることです。そのためには、本文だけでなく、注釈やコラム、図や表にも注目しましょう。図説や史料集と照らし合わせて読むことで、より幅広く知識を身に付けられます。

また、記述式問題もあるので、重要語句は全て正しい表記で書けなければなりません。文字の書き間違いで点を落とさないよう、重要語句は手で書いて覚えることが大切です。特に、中国史は、漢字のミスをしやすいので、重点的に学習するようにしましょう。

ただ、教科書を使った学習には注意することがあります。学習院 法学部の世界史は、出題範囲が広いため、入試に必要な全ての重要事項が教科書に載っているとは限りません。そうした時、用語集を使った学習が非常に役立ちます。おすすめの用語集は、山川出版社の『世界史B用語集』や三省堂の『詳説　世界史用語辞典』です。これらの用語集を使い、知識を補充しましょう。また、学習院 法学部の入試問題に詳しい人に、具体的な問題傾向や対策を講じてもらうことも良い対策です。押さえておくべきポイントを絞って教えてくれるので、短期間でも合格に直結できる力を養えます。

文化史対策

文化史の問題では、建造物や文学・芸術作品について、「何が、いつ、どこで、誰が関わるのか」を説明できるようになることが大切です。こうした知識を身につけるには、教科書と図説を使うと良いでしょう。
まず、教科書の本文やコラムで文化史に関する部分を読み、流れをつかみます。その後、図説で詳しい内容を確認しましょう。文学・芸術・哲学・学問などで作者がいる場合は、その人物が制作した主要な作品は一通り暗記することが重要です。そうしておけば、知識の幅が広がるので、入試で正答できるようになります。

ここで大切なことは、作品や思想が生まれた「政治的背景」や「その時代の経済」についても合わせて学習することです。学習院 法学部の世界史では、文化史は、政治や法律と絡めて出題されます。そのため、主要な文化史の知識だけでなく背景までしっかり理解するようにしましょう。

論述問題対策

学習院 法学部の世界史では、重要事項の概要を１行程度で簡潔に説明させる短文論述問題も出題されることがあります。
短文論述で合格点を取るポイントは、用語集を活用することです。なぜなら、用語集は、重要事項について短く簡潔に解説が書いてあるので、論述のまとめ方の参考になるからです。論述問題が苦手な場合や、まとめ方がわからなくなってしまった場合は、ぜひ参考にしてみましょう。
ただ、１人で演習を重ねるだけでは、なかなか論述力は向上しません。論述問題を解く時は学習院 法学部の世界史に詳しい人に添削してもらうと良いでしょう。「正しい解答の導き方」や「点がとれる解答の作り方」を教えてくれるうえ、必要な世界史の知識も随時補ってくれるうえに、必要な世界史の知識も補ってくれるので、合格点が取れる論述力を身に付けられます。