大学受験生なら、だれもが避けて通れない科目が英語です。受験の合否を左右する、最重要科目といってもいいかもしれません。
このページでは、受験英語のプロフェッショナルである柳澤講師に、正しい英語勉強法、成績別の対策、入試の裏ワザなど、
通常聞くことのできないお話を語ってもらいました。実際に家庭教師では、どんな指導をしているのかもご紹介します。
英語が伸び悩んでいる受験生にヒントになる内容がたくさんありますので、ぜひお読みいただければと思います。
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英語は必ず上がります
メガスタディ
英語が出来ない子って、いくつかパターンはあるんでしょうか。
柳澤講師
そうですね。
1つ目は「単語力不足」、
2つ目は「文法は出来るけど、長文が出来ない」、
3つ目は「勉強は頑張ってるのに、模試やテストで結果が出ない」
の大体3パターンですね。
メガスタディ
それぞれ解決の糸口はありますか?
柳澤講師
ありますよ。
1つ目の「単語力不足」の場合、具体的には、知ってる単語数が少ない。
だから、英文がほとんど理解できない。勘を使ってもテスト問題が解けない。
選択問題をあてずっぽうで解く以外は参加できないんです。
英語全般、全てが嫌で、そもそも英語に手をつけてなかったというケースが大半です。
こういう子たちは、「やってなかった」だけですから、本当に出来ないわけじゃないんですよ。意味のわかる単語が増えれば、本当は問題が解ける。
でも、本人が英語ができるようになると思っていない。
だから、まず訳して英語の意味が取れるようにしてあげる、
次に英語の勉強のやり方から教えてあげる。
それとモチベーションを上げてあげることも大切です。
英語は最初、目で見える成果が出にくいですから。
メガスタディ
単語の良い覚え方としては?
柳澤講師
大事なのは、一度で覚えようとしてやりこまないこと。
「あ、なんか見たことある」という程度でいいので、何回も単語集を見ることがポイントです。
見たことあるレベルになっていれば、問題演習で間違えたとき印象に残ります。
それでだんだん覚えていく。それでいいんです。
例えば暗記には、あまり時間をかけないで、「一日100個を15分の間に見るようにしよう」と指導しています。
そうすれば、20日で約2000個になるので、一般的な単語集なら一回りしますよね。
正直、記憶力にはそれほど差はないので、繰り返した回数が、定着力の差になっていくんです。
メガスタディ
2つ目の文法はできるけど、長文が読めないパターンの子の解決策は?
柳澤講師
こういう子は、すでに単語力・文法力があるわけですから、本当なら長文が読めてもいいはずなんです。ですから、勉強のやり方がズレているケースが考えられます。
こういう場合は、知識として覚えた「文法」をしっかり使いこなせるようにすることが大切です。
そのためには、まず一文(ワンセンテンス)を正確に訳せるようにすること。
次に、文と文との関係を考える。前の文の「補足」なのか「結論」なのか「言い換え」なのか、ということをつかめるように、一つ一つじっくり教えていますね。
これが出来るか出来ないかで、だいぶ違ってくるので、時間をかけてもやりますよ。
で、最後に、全体の内容を把握する。文と文との関係性がわかるようになれば、自然とわかるようになるので。
メガスタディ
具体的に、どう勉強していけば?
柳澤講師
ひとつひとつ文の構造を分解して、意味をとる練習から始めてください。
生徒によっては、毎日20行くらい英文を読んで、音読するよう、言っていますよ。
音読は古典的な勉強法ですが、英文を読む速度は上がるので、長文でつまずいている子には効果的なんです。
出題パターンを知れば、得点力は上がります。
メガスタディ
3つ目の「勉強は頑張ってるのに、模試やテストで結果が出ない」というパターンの子の解決策は?
柳澤講師
そういう場合は、そもそも実践的な演習量が足りなかったり、答えを選ぶときにも「根拠」を見つけられていなかったりしていることが多いです。
メガスタディ
根拠?
柳澤講師
そうです。
テストや模試で結果が出せない子は、解答を何となくだったり、雰囲気で選んでしまったりしているケースが多いんです。
だから、一緒に問題をやりながら「根拠」――つまり、その答えを選んだ理由ですね。
これを説明させるという指導を徹底しています。
少し時間はかかるんですけど、答えられるようになれば、確実にレベルが上がります。
なれてくると、選択問題なんかでは生徒の方から「どうしてAじゃダメなの」と根拠を聞いてくるようになります。
「まぐれ」や「なんとなく」の正解をなくしていくことで、迷いなく問題を解く力が身につきます。それに比例して点数・偏差値も上がっていきます。
さらに、出題パターンをなるべく多く知っておくことも大切ですね。
メガスタディ
出題パターンですか?
柳澤講師
ええ。色んな出題パターンを知れば、テストで惑わされなくなりますから。
メガスタディ
でも、出題パターンを知るのは大変じゃないですか?
柳澤講師
そうでもないですよ。英語は、出題パターンが大体決まっていますから。
知識量としては日本史や世界史に比べたらごくわずかですむんです。
例えば、「分詞だけ」とかパートごとになって出題されると解けるけど、「分詞」と「関係代名詞」ってミックスされるとわからない、ということがありますよね。
これも出題パターンを知っていれば、そう難しくなくなります。
どうしてその答えを選ぶのか、自分で根拠をしっかり見つけられるようになると、
英文の題材や、質問のされ方、問題の見た目が変わっても、自信を持って正解を選べるようになります。
そうすると、結果も大きく変わってきますよ。
メガスタディ
そこまでをやれている受験生はなかなかいないのでは?
柳澤講師
そうですね。「自分が出来ることはもうやりきった。これ以上は伸びない」と思い込んでしまっている生徒さんが多いので、もったいないですよね。
でも、まだまだ伸びる可能性を秘めている生徒さんは、とても多いですよ。
さらにハイレベルを目指すには
メガスタディ
わかりました。では、そうやって出来ない原因を見つけて、対策をとって、ある程度出来るようになったとします。
でも、壁にぶつかってしまう時期ってないですか?
柳澤講師
あります。
大体、センターレベルの英文は読めるようになったけど、それから先が…という壁にぶつかることが多いですね。
メガスタディ
それは何が原因なんでしょう。
柳澤講師
「単語力」と「文法知識」の不足です。
センターレベルまでは、ある程度基礎が出来ていて、勘が良い生徒なら、文脈で読んで解けてしまうことがあるんですけど、早慶レベルの英語になると、ごまかしが効かなくなるんです。
メガスタディ
どう対策したら良いんでしょうか。
柳澤講師
壁にぶつかったら、今までの勉強と同じことをしていても、伸びません。
だから、勉強内容もレベルアップさせることが必要なんですよ。
たとえば、単語力を増やすには、市販の単語集で行くと標準レベル(2000語くらい)の一段階上のものを練習する。
後は、文法・語法のハイレベルな問題集とか、早慶の過去問とか、普段より難しめの問題に取り組む、とか。
メガスタディ
その勉強内容の切り替え時期は、いつ頃なんでしょう?
柳澤講師
目安としては、マークのセンター対策模試で大体120~140点が取れるようになってきて、ちょっと伸びが止まってくる頃です。
この後も、伸びが止まってくる度に、自分のレベルに合わせて、勉強内容を変えていく必要が出てきます。
それが上手くできないと、能力があっても、やっぱり伸び悩んでしまうんです。
やっていることがズレてしまっているので。
でも、偏差値や学力に合わせて、的確に勉強内容を変えていければ、スムーズに英語を伸ばすことが出来ますよ。
メガスタディ
それを高校生が自分でやるのは難しいですね。
柳澤講師
そうですね。
予備校に通っていても、たまたま自分の学習状況と予備校の授業がぴったりあっていればいいんですけど、それはなかなかないですからね。
すぐに点数が上がる狙い目ポイント
メガスタディ
ちなみに、目先でちょっとやれば、点が稼げるポイントってあります?
柳澤講師
やっぱり文法の単元が点取りやすいです。その中でも出題率から考えると、品詞がいいですね。
たとえば日東駒専レベルなら、品詞に関する設問は、比較的出るんですよ。
しかもその辺は、どの試験でも同じような単語が狙われるんで、対策しておけば得点源になりますね。
ただまあ、うちは早慶上理MARCH専門ですから、品詞だけではなかなかどうにもならないんですが(笑)
でも、品詞が出来れば、模試でも点数がとれるようになりますから、自信につながります。
センター利用入試を受けるつもりなら、得点を稼げますしね。
メガスタディ
でも品詞って、あんまり勉強したイメージがないんですが・・・
柳澤講師
ええ。
品詞・前置詞とかは問題集の最後に載っているんですよ。前から順番にやっちゃうと、一番最後になってしまうんです。
だけど、センター試験とかだと、問題集の前にある動名詞・不定詞・分詞・関係代名詞とかって、ほとんど出ません。それらって、中心的な文法ではあるんですけどね。
そういうことを考えると、順番入れ替えてでも、品詞から先にしっかりやっておいた方がいいですね。
メガスタディ
なるほど。それで生徒もパッと結果が出れば、嬉しいですよね
柳澤講師
ええ。ヤル気も出てきますしね。品詞からやるよう、指導してます。
合格のカギを握るのは長文
メガスタディ
あとは長文ですよね。受験のメインといえば。
柳澤講師
そう。長文読解が苦手だと、受験は大変ですよね。
でも、長文読解が苦手な理由って、人それぞれ違うんですよ。
その子がどうして読めなくなっちゃってるのかは、こっちできちんと把握して、的確な対策をとってあげないと、いけません。
でないと、なかなか読めるようにならないんです。
メガスタディ
例えば、どんな原因がありますか?
柳澤講師
大まかには三つですね。
まずは、「一語残さず全部訳そうとしているパターン」。
それから、「解く順番が悪いパターン」。具体的には、設問は設問、英文は英文と分かれてやってしまっていて、英文を読み終わってから最後に一気に解こうとするんです。
後は、「単語がわかんなくて、自分勝手に話を作ってるパターン」がありますね。
メガスタディ
ああ(笑)そういうのは、どうしていけば読めるようになるんでしょうか。
柳澤講師
正解の根拠を見つけられるようになることです。
英語の答えには必ず明確な根拠があります。しかも、文中にわかりやすく書いてあるんです。要は、その部分を見つけられるか、見つけられないかの違いなんですよ。
現代文だと、問題文を読んで、自分なりに考えなきゃいけないけど、英語は設問に対して、○か×を選ぶことがほとんどなので。
書いてあることを解釈する労力も、ほんとはいらないんです。
メガスタディ
具体的にはどうしたら、読めるようになりますか?
柳澤講師
律儀に前から順番に、長文読んで、設問やって…だと難しいですね。
時間内に全部読みきれなくて、最終的に最後の方は問題を大体で解いてしまうことになります。
長文を解くには、「問題文のどこを見れば、この問題が解けるのか」というポイント・解き方テクニックをわかっているかどうかが重要です。
だから、本人がどういう読み方、解き方をしているのかを見てあげるんですね。
どこの問題でつまずいているのか。
ちゃんと答えの根拠となる部分を、文中から見つけられているか。
根拠の見つけ方は間違っていないか、など。
出来ていなかったら、設問ごとに徹底的に教えて、最終的には自分ひとりでも読み解けるようにします。
これができると、長文で大きく差がつく
メガスタディ
なるほど。でも、傍で見ていないと、どうやって長文読んでるかわからないですよね。
柳澤講師
そう。
長文読解に関しては、一度誰かに見てもらわないと厳しいと思いますね。
どういう風に長文を解いていっているかは、横で見ていないとわかりません。
でも、どう解いているかを教える側がちゃんと把握してないと、的確な指導は出来ないし、点数も伸ばせないんです。
だから、すぐ横について、その子がつまずいている所、悩んでいる所を一つ一つ解決してあげるんです。
いずれは自分でも解けるようにならなきゃいけないんで、根拠の見つけ方やコツも教えて、問題演習をしながら力をつけていってもらってますよ。
あとは、類推能力を磨くよう、指導しています。
メガスタディ
類推能力?
柳澤講師
ええ。わからない単語が出てきても、文脈から、ある程度意味を想像して、正しく英文の意味をとる能力です。
メガスタディ
そんなことが出来ますか?
柳澤講師
出来ますよ。そのためには、最初に長文を読むときは、辞書を使わないことです。
わからない単語があっても、調べない。類推でオーケー。
調べるのは、読み終わった後です。
そういう練習をしていけば、類推力が磨かれて、わからない単語があっても慌てずに、解けるようになります。
電子辞書片手に、すぐ単語を調べるようでは、この能力は伸ばせません。
だから、僕らが横について長文読解をみてあげていても、その子がわからない単語をすぐ教える、なんてことはしません。
わからない単語が出てきたときは、その子の類推能力を磨くチャンスですからね。
リスニングはやり方次第でマスターできます
メガスタディ
リスニングはどう勉強したら?
柳澤講師
シャドーイングですね。
本文を読みながらリスニングCDを二回聞いて、後でCDに合わせて音読するんです。
英語独特の強弱・アクセントをきちんと身につけるのが大事ですよ。
どうしてもCDの速さについていけなかったら、始めは黙読でも大丈夫。
目で追うことで、スピーカーの発音の強弱のポイントや、重要な情報のつかみ方が見えてくるはずですから。
リスニングは練習すれば誰でもとれます。読んでる文章自体は中学レベルの物なので。
英作文の落とし穴・・・
メガスタディ
ライティングのコツは?
柳澤講師
コツは、まず日本語を簡単なものに言い換えることです。
「自分が英語に出来そうな日本語」に置き換えると、やりやすくなりますよ。
そして、正確に覚えている、なるべく易しい英単語を使って英文を作ることです。簡単な単語を使ってるから×なんてことはないので、わざわざ難しい単語を使う必要はないんです。
それから、部分的に上手く訳せても、訳が完成してないと採点対象にならないこともあります。なので、訳しきれずに終わってしまうより、自分が知っている単語を上手く使って、最後まで書ききるように、指導しますね。
英作文については正解は一つじゃないですから、自分なりの言葉で作ってみることが大事ですよ。
ただ、問題集には一つ、二つしか解答が載っていないので。出来れば、僕らみたいな専門家に「この作った英文は合っているのかどうか」を確認して欲しいですね。
非効率なノートの作り方はやめる
メガスタディ
成績が上がるノートの作り方ってあります?
柳澤講師
ありますよ。よく教科書や問題文の全部の訳を書く子がいますが、それは非効率です。
出来るところ、出来ないところに、同じだけの時間と労力がかかっちゃいますから。
ノートにまとめるのは、次のことだけで十分です。
一つには、「結果的に訳せなかったところ、わからなかったところ」。
二つには、「自分が難しいと思った英文」。
三つ目に、「知らなかった単語」。
で、そのノートにはちゃんと解説もつけておく。
そのノートを見直す習慣を、生徒には必ずつけてもらってます。
見直しは1週間から10日おきのタイミングです。これくらいのタイミングであれば、見直しの効率もよくなるし、記憶にも残りやすくなりますよ。
いい参考書・問題集を選ぶポイント
メガスタディ
おすすめの参考書・問題集があったら教えてください。
柳澤講師
参考書なら桐原書店の『高校総合英語 FOREST』。
問題集なら桐原書店の『NEXT STAGE』とか、河合出版の『やっておきたい長文300』とかでしょうか。
「いい問題集」の基準は「解説がすぐれている」ことですね。
完璧なものはなかなかないんですが、これは問題の解説ポイントや、説明はわかりやすいと思います。
これに加えて、先生にわからない所を教えてもらえれば十分。
自分のわからない所だけの解説を、しっかりわかるまで聞けるわけですから、多少問題集の解説が不足していても、問題ありません。
まあ、最もよい問題集は志望校の過去問題ということになりますけど(笑)。
定期テストは、先生のタイプを見抜くこと
メガスタディ
学校のテスト対策はどうしてますか?
柳澤講師
学校の先生がどういう問題を出してくるかと、範囲の単元を確認します。
範囲と先生のタイプがわかれば、大体どんなテストを作ってくるかは予想できますから、「これをやりなさい」と具体的な指導が出来ます。
初めてやる先生であっても、単元の中で必要そうなポイントを指摘できるので、点数はあげやすいですよ。
学校の先生がどの辺りを狙ってくるかは大体予測できますから。
メガスタディ
実際にどの辺りを狙ってくるんですか?
柳澤講師
それは学校の先生にもよりますね。先生のタイプも3パターンくらいあるんですけど。
まずは、訳を聞いてくるタイプの先生。
この場合は、英文の中身よりもストーリーをとにかく頭に入れる。
大まかな流れがわかっていれば、訳もそうそう間違えないので。
次に、比較的進学校に多い「文法重視タイプ」の先生。
リーダーテキストにサブテキストから、単元部分の設問という感じになるので。
例えばレッスン1で習う文法があったら、その文法が使われている一文はきちんと押さえる。暗記もしてください。
並び替えの問題になるかも知れないので。
最後に、授業でやったのとまったく違ったものを出してくる先生。
これは、一番対応が難しいですね。授業いらないんじゃないか、みたいな(笑)。
結局、読解を授業で習ったのと違う新しい英文でやらされるので、模試と同じなんですよ。
ただ、それでも、定期テストには限られた範囲が必ずあるので。
部分的にはテキストから出るとか、授業でやった文法は出すとか、癖を見つけ出して対策します。
その上で、テキストと文法をきちんとやって応用力もつけて、点数アップを目指していますね。
効果的な模試の活かし方
メガスタディ
模試はどうですかね?
柳澤講師
なんとなく受けるのが一番よくないです。毎回、自分なりのテーマを決めて受けること。それで復習と分析をしっかりやることが大切です。
まず復習ですが、必ず模試は見直してください。
見直せば、本来出来たはずなのに、できなかったものがいくつかあるはずです。
それがどのくらいあるのか確認して、次は出来るように復習する。
あとは、正解したところも、実際に理解できていて正解になったのかを確認してください。まぐれの正解だったら、その部分は復習しないとダメですよね。
家庭教師の授業では、ここまでしっかりやりますよ。復習をしてわからない所をなくしておかないと、せっかく受けた模試を活かしきれないですからね。
それから、模試を受ける度に自分なりのテーマを決めるというのは、例えば「分詞の範囲だけでも成果を出す・できるようにする」とかそういうことです。
ここの範囲だけは取りたいと明確な目標を持てば、具体的な対策を立てられます。
そのステップを繰り返せば、確実に力がついてきます。
模試や実力テストは、志望校に合格するかどうかの基準だけを見るんじゃないんですよ。普段の勉強成果を確認する場でもあるので、そういう活用の仕方もしてください。
それで間違えたときは、何で点を落としたのか、わかるようにしてくださいね。
センター利用入試、一般入試の対策は・・・
メガスタディ
センター試験の傾向と対策を教えて欲しいんですが。
柳澤講師
傾向としては、英文量が多いこと、範囲が広いこと。文法も広範囲から出題されます。
問題数も少なくないので、内容を早く掴むことが求められます。
配点は英文解釈重視の傾向にあります。ですから、やっぱり長文読解に重点を置くのが一番ですね。
センターは英文全体の内容はつかみやすいんですが、設問では、パラグラフごとのテーマや論理関係を聞くことが多いです。
メガスタディ
なるほど。
柳澤講師
後、センターは制限時間が厳しいので。
時間内で最も得点が高くなるような解答順を考えておくことは、必要ですね。
ただ、ここを考えるのが苦手な子も多いので。一緒に過去問演習をしながら、戦略を練っていきますよ。
その子が今、どのくらいの実力で、どのくらいのペースで問題が解けるから、こういう順番でやると良いとか。ここをもう少しわかるようにすれば点数が上がるとか。
そういうのを見ながら、その都度、その子が実力をつけるのに最適な勉強を扱ってます。
メガスタディ
一般入試ではどんな対策をしておけば?
柳澤講師
当たり前のことですけど、受験する大学の問題傾向をよく調べておくことです。
和訳や作文中心なのか、選択肢のある英文解釈なのか、内容一致問題が中心なのか。
出題される英文の内容は、どんなものが多いか、とか。
とくに一般入試の問題は、英文の内容が難しいものが多いので、テーマごとにまとめてある長文問題集をやらないといけませんね。
後は、同じくらいのレベルの国立大学を他地域で探してみること。そうすると、問題の傾向が似ている大学があります。
そういった設問・問題形式が似た大学の過去問を、授業では活用しています。志望校だけの過去問じゃ、演習量が足りなくなってしまうんで。
英語は、誰でも得意科目にできる
メガスタディ
最後にメッセージをお願いします。
柳澤講師
英語は力を伸ばすのに、特別な能力や特別なトレーニングは必要ありません。
だから、誰にでも、英語を得意科目にできる可能性が十分にあります。
英語に苦手意識がある生徒も、できることが増えてくれば、嫌ではなくなってきます。
英語は決して難しくありません。大学受験では、一番頭を使わない教科といってもいいくらいですから。
自分の学力に合わせた正しいやり方で勉強ができるかどうかが英語のポイントです。
あきらめずに、一番入りたい大学・学部の合格を目指してください!
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